熊野古道小雲取越え熊野古道小雲取越え(和歌山県東牟婁郡熊野川町小口~本宮町請川)平安時代以降、京都や関東、東北方面からから多くの巡礼者が旅をした 歴史の道、熊野古道。小雲取越えはその中でも特に昔の面影が残る。 雲取や志古の山路はさておきて をくち河原の淋しからぬか(西行法師) かつて西行法師や藤原定家もこの山路を一歩一歩踏みしめ、 滅罪修行の旅を続けたのである。 西行法師が歌を詠んだ小口河原 歴史の風格を漂わせる石段が残る この地で亡くなった武州川越の旅人を祭る。狼に襲われて亡くなった若い僧 を祭っているともいう。 足元に積まれた無数の石が哀れを誘う 熊野三千六百峯を望む絶景の地。百景のくらともいう。 熊野信仰の聖地、熊野川 |